本像は、像高2m35cmの金剛界大日如来像で、福島市内に現存する坐像では最大の木造仏で、昭和48年(1973年)に福島市の文化財第36号、有形文化財(彫刻)に指定されました。
寺の創建時に福島城より賜った大仏は、明治14年(1881年)の福島大火で本堂、宝庫とともに消失してしまいました。
その後、お寺の再建を進める中で、信夫山の杉妻大仏堂に安置されていた大日如来像が到岸寺本堂に移されることとなりました。「杉妻大仏の二世」は、「町なかの大仏さま」として、現在も人々の信仰を集めています。
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